今回はクラウドソーシングについてのお話です。
フリーランスになり、自分で仕事を受注してこなくてはいけなくなった時、使えるのがクラウドソーシングです。
クラウドソーシングとは、オンライン上で仕事を発注することです。
クライアントが、クラウドソーシングサイトから仕事を受けたい方に仕事発注できる仕組みになっています。
今ではかなり一般的ですねー。
中小企業庁サイトより
この2つのグラフで見れる通り、フリーランスで働いている方の多くがクラウドソーシングを登録、利用していることがわかります。
最近注目のアナザーワークスやココナラ、サグーワークス、ランサーズやクラウドワークスあたりが有名です。DTPを中心にやっていますので、私もいくつかのサイトに登録しています。
アナザーワークス
ココナラ
しかし、この中でクラウドソーシングでしっかりと稼げている人はどのくらいいるのでしょう?
おそらく検索してもらえれば、『ランサーズで月収◯◯万円達成!』のような記事はたくさんヒットすると思うので、探してみてください。
現実のところ、ほとんどの方はクラウドソーシングのみで稼いでいるという人はいないでしょう。
しかし、私はやった方がいいと思います。特に、フリーになりたてというのは、自分で仕事をとってこようにも上手くいかないのが現実です。
そこを仲介してくれるし、会費がかかるわけでもないですから。
そして、重要なのは世の中のデザインレベルがわかること。かなり大きいです。会社の中では知り得ない世の中のレベルを知れます。普段目に入る広告物のレベルではなく、リアルなところを体感することで、比較して自分はどのくらいの位置にいるのかわかるはずです。
私はDTPデザインでやって来たので、その方面からの受注のコツを経験からお教えします。ポイントとしては
- 得意分野で勝負
- 依頼内容に添付してあるファイルを確認して、無理ならやらない
- 実績は信頼
- 参加報酬(次点)の有無
1.得意分野で勝負
これは当然といえば当然です。登録していれば、様々な方の提案を見ることができます。クオリティが高い人はゴロゴロいます。コンペ式ではそんな方々がライバルになってきますので、せめて自信だけでも…。
当然ながら金額が低いものになれば、そういたライバルが少なくなるので、そういったところを攻めいていくのも良いと思います。
さらには、ロゴなどのシンプルなものは、提案が多く集まります。しかしながら、チラシかパンフレットなどは金額が高くても提案が少ない場合が多いです。当然、ライバルが少ない方が当選率は高くなります。
ここはその人の考え方次第ですが、ライバルが少ないところを狙っていくということも意識した方がいいです。
選ばれなければ、0円ですから…。
2.依頼内容に添付してあるファイルを確認して、無理ならやらない
チラシやパンフレットの依頼の場合、添付ファイルに様々な制作に必要な資料をダウンロードすることができます。
完成イメージがある場合は、それに沿って制作していけばいいのですが、掲載内容のみ添付されていて、完成図を発注者がイメージしていない場合、こちらで編集し構図を考えていくことになります。
その時に、明らかに情報不足やロジックとして無理難題なものが多々あります。クライアントに質問や資料の追加を求めることができますが、正直めんどくさい…。
無理にこちらでロジックを立てたり、無理やりな提案をしても発注者の考えと合わなければ、無駄仕事に終わります。
内容を早く見切り、できる仕事を早く見極めていくことが大事です。
「早」取捨選択重要です。
3.実績は信頼
プロフィール欄には受注数や評価があります。どれだけの仕事をしてきたか、クライアントに対してちゃんと接してきたか、数字でわかります。当然受注数、評価共に高ければ高いほどクライアントは安心して仕事を頼むことができます。これは、クラウドソーシングに限ったことではありません。
そのために、とにかく最初は受注数をあげることも考えた方がいいです。前述にも書いたように、ライバルが少ないもの、金額が低いものをこなしていくということも、長い時間を考えれば必要です。
サイト内での自分の価値を上げていくことが大事です。
4.参加報酬(次点)の有無
コンペ式では各案件に提案していき、選ばれれば報酬が支払われます。しかし中には採用はしないけど、2位、3位見たいな位置付けの報酬が設定されているものがあります。
当然報酬金額としては、当選の金額に比べ低いですが、それでも報酬は発生します。
時間と脳ミソを使って0円と2,000円とだったら金額以上に雲泥の差です。
フリーランスは会社員と違い、仕事以外でやらなくてはいけないことがたくさんあります。その中で、2時間、3時間かけたことが0円になってしまうのはかなり痛いです。マジで痛いです。
いくつかクラウドソーシングを始める方に対して上げさせてもらいましたが、これらは私が経験上感じたことなので、全ての人に対して当てはまるかと言われると、おそらく違います。業種によっても、力量でも違ってくるでしょう。
あくまでも参考に…。